宜野湾市真栄原区

青少年相談コーナー設置


私達がまちづくりの一環として
宜野湾市真栄原・嘉数地区で夜間巡回を
行っているある日の事、
夜10時過ぎに嘉数高台公園の展望台に
二人の女子高生がたむろしていました。

私達は帰宅を促し公園から帰したのですが、
はたして公園から退去させただけで解決した事になるのでしょうか。

夜間巡回を続けている内に、私達のグループから
そのような素朴な質問が出たのです。
その結果女子高生等青少年が夜遅くから徘徊しなければならない
原因の解明と解決こそ重要ではないかと考えました。



そういう観点から私達は
宜野湾署少年課・真栄原自治会・民生委員達と
何度も会合を重ねた結果、
9人の民生委員と2人の主任児童委員の11人体制による
青少年相談コーナーを真栄原公民館に開設しました。


宜野湾警察署 少年課 仲間課長
迎えてのミーティング

真栄原自治会の知名会長 (中央)も
精力的に取組んでいる。

宜野湾署より青少年担当の宮城さん(画像右)
が来られ、幾つかの課題について説明を
受ける。

当会でポスターや配布用カードの案
を作り説明する。

 

 

又、この「青少年相談コーナー」で特徴的な事は
顔を合わせなくても相談できるようにと、
携帯電話やパソコン等の電子メールからの
相談コーナーを併設した事です。

学校の掲示板や各スーパー・コンビニ等に広報ポスターを貼り、
巡回時に配布する広報カードも準備しました。

掲示用ポスター

区内の掲示板や商店等に貼らせて貰う



配布用のカード

子供たちが少しでも悩みを語って
気持ちの整理が出来るように願って、
夜間巡回の際に配布している。

この「青少年相談コーナー」は
2004年6月1日にスタートしましたが、その後の経過等を観察しながら、
近い将来は市の全公民館で設置できるように
理解を求めたいと考えています。

 

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去った5月22日に浦添市民会館で行われたシンポジウムと講演会
(主催:浦添市教育委員会・NPO法人沖縄心理臨床研究センター)
において、青少年問題は学校教育と社会教育が融合した
「学社融合」で取り組む必要性を琉球大学の井上講四教授が
講演していました。


「子供は元々純真な心を持つもの、学社融合で健全育成に取り組むこと
が肝要で、大人は子供のシグナルを察知し、寛容な心で対処しなければ
ならない」と力説されました。今回開設した青少年相談コーナーが学
社融合の一例として、子供達が発するシグナルに対処できるものと
大いに期待します。

 


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