【 7 月 】


NHK沖縄

7月14日早朝にTV・ラジオにて放送、
池原係長の話しを重点的に報じてくれました。

 

琉球新報社 H16年 7月18日朝刊21面


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接続制限対策を 携帯電話やパソコン
宜野湾 出会い系犯罪で勉強会

【宜野湾】年々増加する出会い系サイト犯罪から青少年を守ろうと、学校関係者や父母を対象にした勉強会(まちづくり振興会主催)が十三日、宜野湾市真栄原公民館で開かれた。

 県警少年課の池原泰子係長は「携帯電話は使い方を間違えると犯罪に巻き込まれる。会話を通し、子どもの日々の変化に気付いてほしい」と注意を呼び掛け、パソコンや携帯電話にはアクセス制限機能で対策をとるよう提言した。

 警視庁が制作したビデオ上映では、ある女子高生が携帯電話の出会い系サイトにアクセスし、援助交際に至るまでの経緯を紹介した。

 また、池原係長は県内で起きた同様の事例を報告し、「子どもはいったん方向性を誤ると崩れるのが早い。ごく普通の子が犯罪に巻き込まれている。携帯電話の正しい使い方を家庭内で助言してほしい」と呼び掛けた。

 出会い系サイトに関する相談は県警ヤングテレホンコーナー(0120)276556。

沖縄タイムス社 H16年 7月21日朝刊21面

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子供の変化 親が気付いて
 サイト犯罪で勉強会

宜野湾】住みよい街づくりを目指す「まちづくり振興会」は十三日夜、年々増加する出会い系サイト犯罪から青少年を守るための勉強会を真栄原公民館で開いた。

県警少年課の池原泰子係長を講師に、出会い系サイトをめぐる県内の実態を聞き、被害防止策について学んだ。

 池原係長は、「メル友を装って安心感を与えて近づき、最終的には性的暴行に及ぶ」といった出会い系サイト関連の犯罪の手口を実際の事例を基に紹介。

事件の発端になる携帯電話の使い方を注意し、「性犯罪被害者は誰かが歯止めをかけてあげないと崩れるのが早い。親が子供の日々の変化に気付き、家族で支えて欲しい」と訴えた。

 出会い系サイト犯罪に巻き込まれる少女を描いた警視庁制作のビデオも上映し、@インターネット上の知人とは会わないA代金不正請求を防止するため、個人情報は書き込まないーなどの被害防止策も学んだ。

 出会い系サイトに関する相談は県警ヤングテレホンコーナー、フリーダイヤル(0120)276556。

世界日報社 
◎出会い系犯罪防止運動

 
パソコンや携帯電話で出会い系サイトを利用した犯罪が全国的に増える中、沖縄県宜野湾市で「出会い系サイト犯罪から青少年を守ろう」をスローガンにした市民運動がスタートした。

 運動を主催するのは「まちづくり振興会」(錦古里正一事務局長)で、同市真栄原自治会との共催でこのほど、学校関係者や父兄を対象にした勉強会が行われた。
 勉強会では、宜野湾署の仲間聡少年課課長が出会い系犯罪の実情を報告。それによると、全国の出会い系サイト利用の児童買春事件(十八歳未満の少年少女)の検挙数は、平成十三年が三百七十九件、平成十四年が七百八十七件、平成十五年が七百九十一件と増加傾向にある。

 平成十五年に沖縄で発生した出会い系サイトに関する犯罪検挙件数は八件で、内訳は詐欺事件三件、少年保護育成条例違反三件、児童買春二件。これは検挙された件数で、警察に届けられていない事件がほかにもあるのは間違いないという。

 この日は県警本部少年課の池原泰子係長が講演、県内で被害に遭った女子中高生の生々しい体験談の一部を紹介した。
 池原係長は「携帯電話は使い方を間違えると犯罪に巻き込まれる」と出会い系サイトで見知らぬ人とのメール交換の危険性を強調。対策としてパソコンの有害コンテンツ閲覧禁止ソフトや携帯電話でのアクセス制限機能の利用を提言した。

 「でもやっぱり大切なのは、親子の日ごろの会話ですね。子供のちょっとした変化を見逃さないこと。変化に気づいたら、親が勇気を持って話し合うこと」
 犯罪防止の基本が家庭にあることを忘れないでほしいと、池原係長は訴えた。

 「まちづくり振興会」はこれまで、地元自治会と協力して、夜間巡回やたばこ自動販売機のマップづくりなど、青少年の非行防止運動を手掛けてきた。この運動に市当局が最近、支援に動き出した。

 「まだ小さな団体ですが、地道な運動をしていけば、必ず市や県に広がります」
 自信に満ちた錦古里事務局長の笑顔が印象的だった。(H)

 


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