夜間巡回
青少年をとりまく環境は年々複雑かつ多様化し、青少年の健全な成長を阻害する幾多の要因を生み出してきています。その結果、非行の増加・低年齢化をはじめとして情緒の安定を欠いたり、対人関係がうまくとれないなど、変化する環境に適応できない子どもたちが目立って増えてきています。
その中で「非行の増加」に関しては、夜間の徘徊が大きく起因していると考えられます。生活のリズムを崩し、心身のバランスも乱れ、本来打ち込むべき学業にも影響を来します。
夜間巡回は地道な取組みではありますが、最も重要な活動だと私達は考えます。
上段に記載しているのが最新情報となります、最初から読みたい方は下から御覧下さい。
平成16年 12月
先月の個人巡回から数度車による夜間巡回を行った。
彼等の友人は近隣の中学生もいて、顔なじみになる子もいた。
そういう意味で我々の活動範囲が他校区に連携されなければならない事が判った。
次年度を出発に、各校区にある『おやじの会』を中心に少年サポ―トのネットワーク化を図ってみたいと思う。
第三金曜日の校区ごとの夜間巡回では、隣の中学校の男子生徒三人が改造自転車で、十一時を回ろうとする時間にあるコンビニ駐車場に居るのを発見、うち一人を呼び止め指導するものの、送り届けることも、家族に迎えに来てもらうこともできず、指導して帰すだけだった。
その後、彼等が本当に帰宅したかは疑問の残るところではある。
恒例 普天間宮周辺警備今年は天候が心配される中、青年連合会の有志諸君と市P連、青少協、自治会、市警の協力で警戒活動にあたった。
風が強く、夕刻に雨がパラツイタ為か例年の半分くらいの人通りに感じる程少ない人出だった。とりわけ小さな子どもを連れた家族は少ないように思えた。
我々おやじ連中は、午前二時であがらせて頂いたが、青年会諸君は朝方五時まで警戒の任にあたって頂いた。
参拝に来る若者達がビール缶やビールの入った大きなコップを片手に歩き回る姿がよく見られるが、みっともなく止めて貰いたいものである。
また、チンピラまがいの出で立ちが多いことに(毎度のことではあるが)、本県
の教育のありようを考え直さねばと思わされるのである。
全国に名をはせた成人式の恥さらしは、観光立県としてはいただけない事である。ともかく、今年も青年会諸君の参加で大きな問題もなく新年を迎えることができたようである。
平成16年 11月
隊を編成しての巡回活動にスケジュ―ルが合わなくなったので、自家用車で都合のつくル−トを巡回する事にした。
十時を回ったところで、あるバス停に中学生数人が話込んでいた。
その内の一人は両親の都合で隣の市に引っ越した少年である。
先月のボクシングイベントに参加した一人だったので、携帯メールを送信。
私 『晩くなったね、家まで送ろうか?』
少年「どこにくるの?」
私 『そこにさ!すぐ行くよ。』
少年「え!ここが何処かわかるの?」
先ほど彼等の前を通過したのだが、判らなかったらしい。
車を反転させ彼等の前に到着。
乗り込んできたのは、隣市の少年と小生の近所の少年。
一緒に送りたいとの事。
良い機会なので行き帰りの時間に、かれらの進路の事を聞く事にした。普段グループ行動している都合上、個人の抱える課題については聞くことができない彼等に、良いアプロ―チの機会になった。
平成16年 10月
今月は当会主催のシンポジウムを含め三つのシンポジウムに参加いたしましたので、皆自分の仕事が溜まってしまい、恒例の「夜間巡回」は無しということに致しました。
来月からまた、頑張ります。 大晦日の巡視・・・・今年はどうなるや!
平成16年 9月
今回も校区巡回に同行することに致しました。
6時から市P連の理事の皆さんと10月のシンポジウムについて協議し、その後中学校PTA学力向上委員会主催の『切れない切らさない親子夫婦の会話』の勉強会。終了後そのまま夜間巡回。このようなスケジュールをPTA会長はじめ三役がたびたびこなしている事を思うと頭が下がります。
今回の巡回には、はじめてお会いする方が多かったように思います。
雨が心配される空模様でしたが幸いにも降られることなく回る事ができました。
今回は公園にもゲ―ムセンタ―にも指導対象となる子供達の姿が無く、早いペースで進みましたので、通常は学校車で回る個所も加えて一時間半・・・・良い運動になりました。
平成16年 8月
今年の夏休み夜間巡回は、いたって平穏でした。
毎金曜日ごとの巡回が青少年に知れ渡ったからなのか?
彼らの夜遊びが減ったからなのか…?健全育成を願う我々としては後者であって欲しいものである。
(夏休み中は毎週金曜日に嘉数中校舎前に集まり校区を巡回した。関係者の皆様、お疲れ様でした。)
心配がひとつ。(少々腹立たしいが…)当宜野湾市恒例の『はごろも祭り』である。
年々の盛況ぶりには、一市民として誇らしく(県内三大祭)もあるが、
参加出店している屋台の営業時間・・・
これが年々我がままぶりを増している。
『祭りの全プログラムは終了致しております。速やかに消灯し後片付けしてください』というアナウスがくりかえし流れるものの、これに従う店舗が皆無。いったい何時に終了したのか?(AM2〜3時か?)
小生も警備のボランティアで参加していた。午後十一時を三十分回ったところで失礼したが、主催者たる宜野湾市及び当事者の商工会が無策のままで良い訳がない。
規則を遵守する店舗には翌年の出店場所の優遇が、無視を決め込んだ店舗には、くじ引きで残った場所にその権利を与えるというようにすべきではないだろうか。
青少年健全育成に何よりも必要なことは、模範たる大人社会の健全性ではないだろうか。
平成16年 7月
夜間巡回で嬉しい事があった。
夏の日の一晩だけ咲く花の大輪が三つもありました。なかなかそう見られるものでもなく、こうして夜間巡視を行なっていればこその恩恵と感謝した。更に佐真下公園に隣接するお宅にゴ-ルデンシャワ-の花の房がそれこそスズナリに・・・しばし見惚れておりました。何より嬉しかったことは、毎度眉をひそめる例のバスケットボ-ル公園(ぐんばる公園)でのこと。いつもなら、十人以上の高校生等が周囲の住民の迷惑も考えずに、十一時過ぎまでゲ−ムに熱中しているのだが、今月は静かに語らっているではないか。
『君達もう終わりかい?』と尋ねると、自治会が注意を促がす立て札を指差して、『だって、これだもの!』と・・・。
彼らの顔が凛々しく見えましたね。こういう事が毎度あると、この巡視も楽しくなるんでしょうね。
平成16年 6月
PTA役員の改選と各委員会が新年度の編成になっての第一回目の夜間巡回なので、念のため今回も校区巡回に合流した。とりわけ問題となる青少年は見当らなかったが、嘉数中の通りにある産婦人科医院の駐車場に数人居たらしく、我々の気配を感じてか逃走する足音だけは確認した。
例によってぐんばる公園ではバスケに一生懸命な青年達が十二、三人いた。『十時までには終えるように』 『周囲の苦情があまり出るようだと、このポ-ルを撤去する事になる』ことを承知してもらって公園を後にした。
平成16年 5月
今月もPTA会長の要請で、校区巡回に合流した。同会長の呼びかけで、それこそ寄せ集め(チョット言い過ぎ?)の部隊での巡回である。真栄原自治会から八名ほど、レギラ-となった青年団が六名、補導員、小中学校教員、警察官(しばらくぶり?)などなど・・・。
「まちづくり」からは七人が参加しました。
今夜は特に問題となる指導は無かったとの事。来年度からPTAの委員会は、在校生の父母に限り翌年度改選までとするべきではないだろうか。
平成16年 4月
校区巡回日の当日、PTA会長より当まちづくり振興会に『先月の卒業式で皆PTA活動が終わりだと思っているので、そちらから応援できんかね』との要請だったので、私を含め五人が参加、真栄原区を中心とする班と同行した。高校生が三人暗がりで話しこんでいた他は特に問題はなかった。
平成16年 3月
集合時間を間違えて早く出かけていったのだが、なんと中学生が四人で地べたに座り込みタバコを吸っているではないか!『君達は中学生だろう、タバコを吸っちゃいかんじゃないの? 消しなさい!』と言っても・・・『いいじゃん』の一言でタバコを止める様子も無い。
『若いときから吸っていると背も伸びんぞ!』
『吸わない人の五倍も病気にかかりやすくなるんだよ』と言っても・・・『いいよ、俺らは』で改める姿勢は無い。
あれこれしているうちに春休み中の書類整理の為なのか先生が車でこられた。さすがにしばし反抗していたものの、おとなしくなりタバコと渡し、家に帰ることになった。
その場に残った先生と生徒の現状について話していると、帰ったのかと思っていた彼らがまたこちらに来て、我々の傍らに座るではないか・・・。
叱られたとしても関心を持ってくれる人に関わりたいんだなと思わされる一件だった。
平成16年 2月
『タバコの害から青少年を守ろう』と自動販売機の調査を本日実施した。調査は予め終了しているのであるが、本日の会に参加された方々の啓蒙が主な目的である。事実、予め調査した我々自身が一台一台調べることによって、様々な気づきを得ることとなったからである。教員OBで市のボランティア団体役員の方が、『私はタバコを吸わないので気が付かなかったが、ちょっと回っただけでもたくさん有りますね!』と驚かれていた。
なにせ、沖縄県のたばこ自販機の数と四国四県の自販機の総数とほぼ同じである、勿論人口比では全国一位。
本会の終了後今月の夜間巡回を行なった。
皆の提案で『先ほど校区全体をくまなく回ったばかりだから、今日のところは小規模ということでは・・どうでしょう』ということで、真栄原区のみを回ることとなった。
巡回活動もこれまた、義務的になっては長続きしません。そろそろ一工夫こらす必要があるのではないかと感じた。
平成16年 1月
今回は当会の巡視活動報告ではなく、昨年の大晦日から今年の元旦まで普天間宮周辺の警備をしてくれた宜野湾青年団連合会の諸君の活躍を報告したい。
ここ数年間初詣の普天間は、周辺の中学校校区ごとに群れる青年たちの乱闘騒ぎが恒例行事となっていた。普天間宮前の交差点を挟んであちらこちらで、青年たちの喧嘩が立て続けに起こされる。警備中の警察も手出しできない状態であった。
ところが今年は青年団の諸君三、四十名が揃いのハッピで警備に当たったのだ。彼等は、昨年夏以降一斉夜間巡視活動にも協力し、同行していた諸君達である。お陰で今年は、青年達の乱闘騒ぎは皆無であった。何より警備活動に参加した我々とうちゃん連中が彼等の活動振りに感動した事は言うまでもない。
これからの街づくりには、彼等青年団諸君の活躍が欠かす事が出来なくなるだろうし、また必要でもある。一市民として今後の活躍をおおいに期待したい。
平成15年12月
今回の巡視で問題視しなければと思った事は、未成年者の飲酒である。例によって高台公園に行くと高校生らしき女の子が二人、公園の片隅に何やら荷物を沢山もって立ち話をしている。近寄って事情を聞くと『友達から頼まれて預かっている』というのである。その荷物とは、泡盛二升にミネラル水二本(2000ml)、多量のつまみ類である。
深夜に何処で飲もうというのであろうか?頼んだ相手は?・・・
おそらく同年代に相違はないだろうが、さりとて我々民間ボランティアに取り上げる権限もなく『未成年の飲酒はマカリならん』と言って去るしかなかった。
我が県では高校生達が文化祭や体育祭の後に居酒屋会合が当たり前になっているようだが、これこそその様な振る舞いを許す大人のモラル低下を恥じなければなりますまい。
平成15年11月
今回は、真栄原交番より、二名の宜野湾署員が参加して下さった。九月ごろまで、高台公園にいた高校生の集団が真栄原のぐんばる公園でバスケットを続けていたメンバーと合流した。人数14〜15人である。同行した署員が帰宅指導と各人の名前をひかえた。
この青年たちが(高校一年生がおも)バスケットに熱中するのは良いとしても、10時を過ぎ11時近くまでボ−ルをドリブルすれば、周囲の住民に不快感が無いわけが無い。このままの状態が続くのであれば、遊具を撤去する事を自治会に言わなければ成らないだろう。
★真栄原交番長と夜間巡回について打合せ
追記:バイク盗難車両と捕り物
真栄原一丁目の小さな公園を見回ろうとして車を停め、降りた直後の出来事だった。我々会員の車が前方で後方が警察車両(パトカー)の順に駐車し、公園に向かおうとしたところ、我々のわきを通りすぎたバイクが、いきなりハンドルを切って公園内に…。そして勢いあまってバターンと音を立てて転倒した。
何が起きたのか理解できない我々の後方から、警察官二名がダッシュして公園内に入った。転倒したバイクの青年はその衝撃で一度宙返りをして頭から落ちた。痛がるかと思いや、すばやく起き上がると一目散に生垣を飛び越え逃げ出した。
署員二人と我々で追いかけたのだが、アッという間に見失ってしまった。 きっとこの地域に詳しい青年なのであろう…。
慌てて逃げたその青年は、ゴム草履とバイクを置き去りにしたが、このバイクは鍵を壊された盗難車両だった。
平成15年10月
先月は、嘉数高台公園で高校生の集団が、サッカーボールを午後10時過ぎまでしていたのだが、今回は天候がおもわしくなく少々雨がパラついてきた為、彼等の姿は無かった。しかし、高台の展望台の最上階に高校生らしき女の子二人が、明かりも無く話し込んでいた。『物騒だよ!』と帰宅を促したものの、既に夜の10時を回っている物寂しいこの場所で、万が一刃物でも持って脅されたらどうなるのかと思うとゾッとする一件であった。
昨今は、男女の自由な交際が当たり前になっているが、このような一件に出くわすと些か眉をひそめたい思いである。
★真栄原自治会館にて巡回の打合せ ★今回の参加者は6名
平成15年 9月
全県で一斉に実施される夜間パトロールが、本年度より毎月の第三金曜日に変更された。これは小中学校が、本年度より完全週五日制に成った事がそのおもな理由と思われる。参加される小中学校教職員の皆さんのご苦労は理解できるが、青少年の夜間徘徊の抑制効果は、むしろ昨年まで続けた土曜日の方がより有効ではないかと思われる。
因みに参加メンバーは、青少協役員・宜野湾警察署員・小中学校教職員・同父母・自治会(長)・補導員・各地の青年団である。
そこで当まちづくり振興会は、微力ではあるが、とりあえず月一度のペースで土曜日を巡視活動の日にしようと今月より実施する事とした。
巡視地域は、真栄原・佐真下・我如古・嘉数の公園及び溜まり場を中心に行う事とした。
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